母の携帯が鳴った。
『今、そちらに向かっています!』『ちょっと顔が見たいから(母の顔が見たかったらしい)』
一方的に言われ、電話が切れた。
電話の主は母と祖母のお寺仲間Sさん。車で我が家に向かっているという。
家に来ると言われて玄関先で対応するのも失礼だし、、
そこから、猛スピードで母と私は部屋を掃除した(笑)
Sさんいい人だけど、父の抗がん剤治療が続いている中で今来なくても、、
数時間後に現れたSさんはうちの家の前の道で『今日の夕飯にしてね』とたくさんのお土産を渡してくれた。
そして、風のごとく帰って行った。
お花屋さんを営んでいるSさんからいただいた珍しい薔薇とかわいいピンク色の花たち。
素材にこだわりった鳥めし、コロッケ、鶏の揚げ物。ケーキ。
随所にSさんの愛がたくさん詰まっていた。たくさんのお土産は「元気だしてね!」というメッセージなのだろう。
おいしくてついつい食べ過ぎた。父もケーキは食べなかったけど(糖質制限)、他は結構食べていた。
父も最初は『突然来るなんて!』と怒り気味だったが、結果的に『Sさんはいい人だなぁ』とありがたがっていた。
その日に電話かけて相手宅に行くなんて、私は身内でもしない&できないんだけど、Sさんは『自分がしたいことは見かえりを求めず、何がなんでもやり通す!』という性格なんだろう。
ある意味、めちゃくちゃ情熱的だよな。
往復四時間の運転をしてくれたSさんの娘さんにもありがとうと言いたい。
でも。『ちょっと渡したいものがある』と言ってくれれば、あんなに時間かけて掃除しなかったんだけどなー(笑)
Ruri