月一回ペースで書いてた韓国ドラマのレビューを先月は書けませんでした。
と言うのも、途中まで観てた『ロマンスタウン』をリタイヤしちゃったからなんですよね~
ソン・ユリは好きな顔だし、キム・ミンジュンは男前ってのはわかったけど、ストーリーがイマイチで8巻まで見たものの敗退(笑)
そこで、見つけたのがこのドラマ 『サイン』
my韓国ドラマ17作目(SBS・2011年)
パク・シフ目当てで買った雑誌に特集されてて目に留まりました。
ラブコメが好きな私はあまり手を出さないジャンルだけど、これは面白そうだと。
予感は見事的中。
『死者の最期の声を聞く』科捜研を舞台に<真実を決して諦めない>
法医学者の熱意と奮闘を描いたサスペンス。
ユン・ジフン(パク・シニャン)は腕は確かだが、曲がったことが嫌いで自分にも他人にも厳しい法医学者。ユン・ジフンを尊敬する新米法医学者のコ・タギョン(キム・アジュン)を最初は疎ましがるが徐々にタギョンの熱意に心動かされ、信頼関係を築いていく。
次々に運ばれる原因不明の遺体。解き明かそうとする正義と信念。それを遮る悪と人間の欲望。主演のパク・シニャンはじめ、共演者たちの迫真の演技と衝撃的なラストには度肝を抜かれましたが、皆さんの感想はいかがでしたか??
最初にラストを観たときは
『えぇ~そんなのってあり!?!?』
と、せつなすぎる結末に、寝付けませんでしたが、
後々、考えるとこの作品で描かれているユン・ジフンの性格ならこういうラストもありかもしれないと納得できました。
ジフンの自分の命と引き換えにでも解き明かしたかった『真実』への執念。
ラストはホントに涙なしには観れなかったなぁ。
最後までスリルある展開と練りに練られた脚本が秀逸でした。
それにしても、カン・ソヨンはじめ、殺人犯たちの“自分が気に入らないものは即座に自分の目の前から相手の存在を消すという”、ゲーム感覚の殺人というのは考えただけでも恐ろしい。みんな生まれたときは純粋な真っ白い心だったはずなのに、なんでこうなっちゃうんだろう。社会が悪いのか?親が悪いのか?両方悪いんでしょうね。
あと、この話にはラブストーリーがほぼないんだけど、師匠と弟子っていう尊敬を軸にした愛情も確かに存在するなと思いました。お互いがお互いを高めあえる、信頼関係ってのは個人的に憧れます。ものすごく。
かの有名な『パリの恋人』のDVDは途中リタイヤしたので、パク・シニャン氏をまともに観たのは今回がはじめてだったけど、やっぱ世間が認める逸材ですね。演技上手い。最後まで視線は釘付けでした。二年間のブランクを経て数々のオファーの中から選んだ台本だけあります。適役すぎました。
キム・アジュン演じるコ・タギョンの真摯に仕事に取り組むひたむきな姿にも好感持てました。辛い過去を糧に更なる成長を遂げる姿が目に浮かびます。
キム・アジュンさんは初めてドラマで見たけどかわいいですね。
チョン・グァンリョル氏演じる院長の悪事も許されることではないけど、最後の涙にはぐっときました。せりふがないときの表情の作り方が上手い。演技派ですね。
オム・ジウォン&チョン・ギョウン(チョン・ギョウンは『ロマンスタウン』より断然こっちの方がいいです!)のコンビも好きでした。
この世でいかに正義を貫くのが難しいのか、日々何事もなく生きていられるのがどんなに素晴らしいか、人の心に潜む善と悪、生と死を考えさせられる作品
今年、私の中でも間違えなく上位にきます!!