大人のピアノは60歳から再開できるのか?と不安に思われている方も多いかもしれません。
結論を言うと、大人のピアノは60歳からでも再開できます!
ただし、音楽でも語学でもなんでもそうですが、それなりの練習は必要です。
当記事では69歳からピアノを再開した母の話を軸に大人のピアノについて深堀をしていきます。
60歳からピアノを再開したいけど不安と思っている方の励みになれば嬉しいです!
・大人のピアノの練習時間と練習方法
・大人のピアノのおすすめ教本
・大人のピアノの効果とは
ピアノを69歳から再開した母のピアノ歴とレベル【超初心者でした】
大人のピアノを60歳最後の年から始めた母の再開時のレベルは言ってみれば、超初心者でした。
①小学校低学年のときに2~3年ピアノを習う(バイエルは修了したが練習を全然しておらず嫌々やっていた)
②20歳前後でエレクトーンを2〜3年習う(当時流行りのJPOPを弾いていたが、こちらも練習はあまりできず)
総括すると、母は幼少期~若いころピアノとエレクトーンを5、6年やっていたようです。
しかし、ピアノを再開する前の母の実力は猫ふんじゃったときらきら星が弾ける程度でした。
ピアノ再開の契機となったのが、孫(私にとっては甥っ子)の保育園のお遊戯会で使われていた米津玄師さんのパプリカです。
母は小さいキーボードでそのパプリカを練習するようになりました。
それからほどなくして、近くにある大手楽器教室にピアノを習いに行くようになりましたよ。
大人ピアノを再開!母の場合の練習時間は約1時間
大人のピアノを60代から再開した母は現在、ピアノ教室で月に2回レッスンを受けています。
ピアノのレッスンは2年くらい続いていますね。
続けられている要因は①好きな曲が弾ける(自分で選曲)②いい先生に恵まれた③年1回の発表会が程よい刺激になっている、かなと思います。
ピアノのレッスンは月2回なので、自分が自主的にどれくらい練習するかが鍵です!!
うちにはピアノがないので、キーボードを新調しました。
母は家ではキーボードで練習しています。
※発表会前は駅ピアノなど、ピアノが弾ける場所で練習をしていました。
母のピアノの練習時間は基本的に毎日30分〜1時間くらいです。
ほぼ毎日練習しているのでほんとにすごいなとわが母ながら尊敬です…!
↓これは実際に購入したキーボードで1階の居間に置いています。
鍵盤が少ないですが、小さいキーボードなので場所を取りません。
持ち運びもOKです!
↓これは2階の寝室に置いています。
61鍵盤あり、ちょっと大きめです。
シニア層のピアノの練習時間についてネット上の口コミを集めてみました。
・忙しくてピアノの練習時間は週3時間程度。(もっと練習したいとは思っている)
・前は疲れるまで弾いていたが、1日の練習時間にすると3~6hほど。毎日ピアノに触れるようにはしている。
・教室に習いに行っている期間は、毎日1~2時間練習していた。教室に行かなくなりモチベーションが低下した。
・1日に2回、ほぼ1年中練習している。
ピアノを再開された皆さん、結構ハードに練習してらっしゃいました。
仕事、家事、介護などあるかもしれませんが、皆さんある程度「この時間はピアノをする!」と1日の中で時間帯を決めて練習に取り組んでいるようですよ。
うちの母の場合は寝る前にピアノの練習をしていることが多いですね
ピアノを再開!初心者さんにおすすめ教本は「大人のピアノ」シリーズ
母が60歳最後の年からピアノを再開して購入した教本はこちら。
いちばんやさしい「大人のピアノ」は全3冊、全部持っています。
一番弾いたのは「赤」の本だそうです。
こちらの楽譜が読めなくてもドレミは書いてあるし、シンプルにな旋律になっているので初心者さんでも弾きやすいです。歌の場合は歌詞まで書いてあります。
最近買った教本は「おとなのためのかんたんピアノ曲87」です。
これも色々な曲が初心者向きにアレンジされています。
歌詞は書いてないので原曲をYouTubeなどで聞いてから取り組むのが良さそうですよ。
ピアノ教室の先生にもよるかと思いますが、母の先生は「弾きたい曲を弾く」スタイルだそうです。
母が昔ピアノが面白くなかった要因としてはピアノの基礎練習が退屈だったようです。
ピアノで「弾きたい曲を弾く」スタイルが母には合っているようですね。
大人のピアノの効果は?
大人のピアノは脳の活性化や老化防止に効果が期待できると言われています。
右脳で聴いた音楽を、演奏するときに左脳で自分流に分析しながらピアノの鍵盤に乗せていく作業は、
実は脳の活性化にとても良い影響を与えるものです。
大人のためのピアノ教室 引用
ピアノは指先だけではなく、視覚、聴覚など体のあらゆる機能を活性化させます。
それと並行して多くの情報を同時処理する必要があります。
これが頭をフル回転させないとピアノが弾けないと言われるゆえんですね。
ピアノを弾くことで得られるシニアにとっての効果としては、「記憶力アップ」「集中力アップ」「脳の老化防止」「認知症予防」が挙げられます。
健康ピアノ 引用
ピアノを弾くと幸福感や意欲を感じるドーパミンというホルモンが分泌されるのだとか。
ピアノを弾くことで一石二鳥、三鳥どころではないすごい効果が期待できるようですね。
ちなみに「すごい脳の使い方」という本に(ピアノではないですが)80歳からドラムを習い始めたおじいさんの話が出てきます。
脳は80歳を超えても、100歳を超えても成長するそうです!
1万人の脳を診断した脳内科医の加藤先生が言うなら間違いない!
まとめ
この記事のまとめ。
ピアノ再開は60歳からでも全然いける!!
ただし練習は毎日必要です。
ピアノは脳の活性化もするし、曲が弾けるようになることで達成感も得られます。
今日が一番若い日!
ピアノを再開してみたい方は、少しでも早く再開しましょう…!!